開催場所  奈良 平城宮跡

[平城宮跡とは]

今から 1300 年前の西暦 710 年、奈良盆地の北端に位置する平城京に都が遷されました。唐の都、長安にならって都市計画が行われ、東アジアとの交流を通して世界と結びついた、日本で初めての大規模な国際首都の中心跡地です。奈良市の中央に位置しているにも関わらず、ほぼ全域が特別史跡に指定されているため、およそ 120 万㎡の広大な土地が、今もなおフラット状態で保たれています。現在は奈良文化財研究所による発掘調査が進められていますが、調査を終えるには 100 年以上かかると言われており、研究者によっては、遺構の保存技術が発達するまではこのままの状態を保つべきとの見方もあります。
平城宮跡は、将来にわたって永遠の遺跡として残されてゆく可能性が高い、非常に貴重な場所なのです。